シングルマザーの賢い生き方を解説|お金の貯め方から恋愛・考え方まで

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シングルマザーの賢い生き方を解説|お金の貯め方から恋愛・考え方まで

内閣府の調査日本政策金融公庫の調査によると、現在子ども1人を大学卒業まで育てるためには、全ての学校で国公立に入学させても2,500万円以上の費用がかかります。

つまり子どもが順調に大学を22歳で卒業して就職するとして、1年間あたり100万円以上のお金がかかるということです。

一方で、ひとり親世帯の収入はどれくらいなのでしょうか。平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告によると、以下の通りです。

母子家庭 父子家庭
平均年間就労収入 200万円 398万円
平均年間収入 243万円 420万円

平均年間就労収入とは仕事による収入のことで、平均年間収入とはさまざまな手当などを含めた収入を表しています。

年間収入は母子世帯で平均243万円、父子世帯で平均420万円という結果でした。この収入の中から、100万円程度が子ども1人を育てるにかかる費用です。父子世帯はまだしも、母子世帯は計算上約40%を子育て費用として捻出しなければなりません。

お金の話だけでも子育て費用をどのように工面するのか、そしてどう使っていくのか、子育てをしながらどう貯金をしていくのかなど、さまざまな工夫が必要となります。また、そういった課題はお金に限った話ではなく、シングルマザーとして生きていく上で、仕事・子育て・恋愛など多くの場面で目の当たりにすることになるでしょう。

そこで今回は、仕事や貯金方法に加えて元配偶者との関わり方や恋愛を両立させる方法まで、さまざまなシングルマザーの賢い生き方についてご紹介します。


1.シングルマザーの賢い働き方

まずは、賢い働き方についてです。

1-1.児童扶養手当を計算に入れる

児童扶養手当とは、ひとり親世帯の生活の安定と自立を支援するために国から支給される手当のことです。18歳になった後の最初の3月31日までの児童を養育している、ひとり親世帯が手当の対象です。

では、児童扶養手当は実際にいくらもらえるのでしょうか。以下に表を掲載しますのでご覧ください。

全部支給 一部支給
児童1人 43,070円 43,060円〜10,160円
児童2人目の加算額 10,170円 10,160円〜5,090円
児童3人目以降の加算額 6,100円 6,090円〜3,050円

出典:厚生労働省 児童扶養手当について

この記事を読んでいるあなたに子どもが2人いて、収入や所得制限などの状況から全部支給となれば43,070円と10,170円を足した53,240円/月が支払われます。

仮に収入が多くても一部支給される可能性がありますので、ご安心ください。

まずはこの児童扶養手当を収入の計算に入れて、世帯の支出プランなどを考えていくと良いでしょう。仕事で収入を増やすのは難しいかもしれませんが、国からの手当であれば市役所等の窓口に申請をするだけです。

細かい収入や所得制限などの計算については、以下の記事をご参考ください。
関連記事:児童扶養手当のケース別シミュレーション|実際いくらもらえるの?

1-2.スキマ時間で副業をする

シングルマザー(母子家庭)で、現在仕事と育児を両立している方は非常に多いと思います。一方で、育児優先になってしまうために残業ができないなど、思うように働けないという悩みを抱えている方も多いでしょう。

そんなあなたにおすすめなのが、仕事や育児のスキマ時間を使って副業をすることです。副業というと何かしらのスキルが必要なのではと思うかもしれませんが、スキルや時間がなくてもできる副業があります。

例えば以下の通りです。
● アンケート回答
● 不用品販売
● データ入力

アンケート回答とは、企業が取得したいと思っているデータのためにさまざまなアンケートに回答するだけの作業です。
不用品販売とは、ご自宅にある子ども服などをフリマサイトで販売します。
データ入力とは、企業から与えられる資料をWordやExcelに打ち込んでいくことです。

その他にもシングルマザー(母子家庭)におすすめの副業がいくつかありますので、以下の記事をご参考ください。
関連記事:シングルマザーにおすすめの副業8選|在宅ワークの稼ぎ方や注意点なども解説

1-3.定時で帰れるホワイト企業を探す

まだ未就学児の子どもを育てていて正社員として仕事もしているというシングルマザー(母子家庭)の方は、朝子どもを保育所に預けてから仕事に行き、帰りに子どもを迎えにいくという生活が多いかと思います。

その場合やはり、定時で帰れることが前提であり多少融通が効くホワイト企業に勤めることが重要です。

また、企業によっては時短社員制度を用意しているところがあります。これは、一般的な労働時間が8時間だとしたら6時間など短い労働時間で帰宅できる制度のことです。

この制度を利用して16時に帰宅できる企業もありますので、根気強く探してみるのも1つの手でしょう。

1-4.融通が利くパートもあり

「仕事」と聞くと正社員としての働き方ばかり考えてしまいますが、まだ子どもが小さいうちはパートという働き方もあります。

パートとして働くメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット ● シフトだから勤務時間や勤務日を調整しやすい
● 半年働けば有給も取れる
● 正社員登用制度を利用すれば、働き方を変えることもできる
デメリット ● 給与が低い傾向にある
● 雇用保険や社会保険に加入するには、一定の基準を満たす必要がある

パートとしての働き方の1番のデメリットは、やはり正社員と比較すると給与が低いことでしょう。
ただしシングルマザー(母子家庭)には、先ほどの児童扶養手当などの国から支給される支援制度が用意されています。 それを踏まえると、ある程度時間に融通が効くパートとして働いてみるのもありです。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)の働き方|正社員・派遣・パートの違いや無理なく働くコツまで

1-5.無理のない範囲で働くことを心がける

これまで、さまざまなシングルマザー(母子家庭)の働き方についてご紹介してきましたが、最も重要なのはご自身の無理のない範囲で働くことです。

厚生労働省が2020年に調査した結果によると、先進国の中における日本の労働時間はアメリカ・イギリス・フランス・ドイツよりも多くなっています。 もちろん労働も重要ですが、子どもとの時間やご自身の体を第一に働き方を選択することをおすすめします。
出典:厚生労働省 令和2年版過労死等防止対策白書(本文)

2.シングルマザーが賢くお金を貯める方法

続いてご紹介するのが、賢くお金を貯める方法についてです。シングルマザー(母子家庭)でないと利用できない方法もありますので、参考にしてみてください。

2-1.自治体の手当を利用する

まず1つ目が、お住まいの自治体による手当や支援制度を利用することです。

先ほど児童扶養手当については紹介しましたが、他にも各自治体がひとり親のためにさまざまな手当を用意している場合があります。
自治体の手当には、医療費を助成するものや家賃を補助してくれる住宅手当などがあります。 自治体によってどんな制度を用意しているかは異なりますので、まずはお住まいの地域の市役所やホームページなどでご確認ください。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)が受けられる住宅手当・家賃補助/助成

2-2.団地などの公営住宅に住む

2つ目の方法は、団地を始めとする各地方自治体が運営している公営住宅に引っ越しをすることです。

自治体が運営している公営住宅であれば、1万円程度で入居できる場所があります。例えば埼玉県川口市の公営住宅は、最も安いもので月々9,700円です。
仮に現在お住まいの部屋の家賃が5万円であれば、月に4万円も浮く計算です。

ただし、公営住宅は家賃が安いため人気があり、入居者を抽選で決める自治体もあります。公営住宅への応募資格には以下のようなものがあります。
● 該当する自治体に住んでいること
● 税金を滞納していないこと
● 同居する親族がいること
● 不動産などを所有していないこと
● 収入が一定額以下であること

シングルマザー(母子家庭)の場合、公営住宅の家賃に減免制度を用意している自治体もあります。 公営住宅は部屋が空いた場合のみ応募がありますので、まずはお住まいの自治体にご確認ください。

ひとり親waccaの掲示板には以下のような相談がありました。
「公営住宅について」
1年ほど前から公営住宅に応募していますが、なかなか当たりません...
通勤の関係で、応募できる住宅が限られているのも原因だと思います。
住まいのことなので、差し支えない程度で構わないのですが、どれくらいの期間で当選されましたか?(続きは以下を参照)
出典:ひとり親wacca 心のヘルプ

2-3.通信料金や保険などの固定費を見直す

3つ目の方法は、現在支払っているさまざまな支出の中から、特に固定費を見直すことです。

節約と聞くと食費や電気代などの変動費を気にしがちですが、実は本当に気にすべきなのは通信料金や保険などの毎月固定で支払っている固定費の方です。
仮に携帯電話などの通信料金に毎月1万円支払っている場合、プランや契約会社を見直して3,000円にできれば年間で8万4,000円になります。

まずは現在どんな支出があるかを確認するところから始めることをおすすめします。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)のお金の不安を取り除くお金のやりくり

2-4.クレジットカード支払いでポイントを貯める

4つ目の方法は、あらゆる支払いをクレジットカードで支払ってポイントを貯めるという方法になります。

現在クレジットカードを利用せず現金で支払っている方、また還元率が低いクレジットカードを利用している方は支払いの方法を見直してみてください。

仮に1ヶ月の支払いが10万円だとして、現金で支払うとポイントはつきませんが、還元率1%のクレジットカードで支払えば1,000円分のポイントが貯まります。年間で見れば1万円分です。
スーパーやコンビニなどの食費だけではなく、水道代や電気代などの光熱費もクレジットカードで支払える場合があるので、固定費の支払いでもポイントを貯められる場合があります。

これを機会にクレジットカードの見直しをしたいといった方は、例えば価格.comなどの比較サイト等を参考にしながらクレジットカードを見直してみましょう。

2-5.余裕資金があるなら投資を考える

これまでにしてきた節約や、この記事でご紹介した方法によってある程度余裕資金ができたら次は投資を考えましょう。

現在投資にはさまざまな種類がありますが、NISAやつみたてNISAなどの利益に対して税金がかからない制度を利用することをおすすめします。
なぜなら、税金がかからない分増えた利益をそのまま自分の財布に入れることができるからです。

一方で、投資は資金が減ってしまうリスクもありますので、ご自身でよく理解しどんな投資をするのかを自分で判断するようにしましょう。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)の目標貯金額と貯金方法

3.シングルマザーはどこに住むべきか

賢くお金を貯めるために、自治体が運営している公営住宅に住む方法をご紹介しました。では、他のシングルマザー(母子家庭)の人たちは実際どこに住んでいるのでしょうか。

以下の表は、厚生労働省が2016年に全国のひとり親世帯に調査した住居所有状況の結果です。

持ち家 借家等 不詳
全体 うち本人名義 公営住宅 公社・公団住宅 賃貸住宅 同居 その他
35.0% 15.2% 13.1% 2.3% 33.1% 13.2% 2.7% 0.6%
出典:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

調査によると、最も多い結果となったのは持ち家で35%のシングルマザー(母子家庭)が暮らしていました。
次に多かったのが33.1%の賃貸住宅となりました。つまり、約7割のシングルマザー(母子家庭)が持ち家か賃貸住宅のどちらかに住んでいるということになります。

3-1.持ち家か賃貸で悩んだ時は

先述した通り比較的家賃を抑えて暮らすことができる公営住宅は、抽選に外れてしまうこともあります。そうなった場合、持ち家か賃貸かで悩むこともあるでしょう。

持ち家と賃貸、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

まず持ち家のメリットですが、もしもの時や老後に資産として家を残せることです。シングルマザー(母子家庭)となると、万が一のことがあった場合に子どもがどう生活するのか心配になる方もいると思います。
そんな時持ち家であれば、住宅ローンを組むときに「団体信用生命保険」に加入することになるため子どもに家を残すことができます。
さらに、住宅ローンを支払い終わった後の老後も住む場所があって安心です。

一方で、家賃がかからないとはいえ固定資産税や修繕などに費用がかかり、頭金など一時的な出費が大きいことがデメリットとなります。

賃貸のメリットですが、持ち家と比較すると初期費用がかからず、固定資産税もかかりません。さらに、ライフステージに合わせていつでも引っ越しをすることができます。
一方で、子どもの生活音に気を使う必要があったり、老後の資産として残らなかったりとデメリットもあります。

どちらかが正しいという訳ではないので、ご自身の考え方やライフプランにあった方をお選びください。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)が家を買う時のポイント
関連記事:シングルマザーが賃貸を借りるときのポイント|母子家庭向けの物件や家賃相場など

4.賢い育児のやり方

シングルマザー(母子家庭)は、夫婦で育児をする家庭と比べて単純計算で2倍の労力がかかります。そんな中で仕事も育児もどちらも全力でやるといつか倒れてしまうかもしれません。

ですから、シングルマザー(母子家庭)はもっと人に頼ったり楽をしたりしましょう。それは身近な親でもいいですし、友達でも構いません。また、家事代行やベビーシッター、さらには宅配業者を利用するのも1つの手です。

周りの人やサービスに頼ることで、ご自身のためにも子どものためにもなると思います。

育児やご自身のことで何か悩んでしまった時は、ぜひ今ご覧になっているひとり親waccaで同じくひとり親として育児をしている方やサポーターの方にご相談ください。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)の子育てに悩んだら|あなたの悩みを解決する5つのポイント
関連記事:シングルマザー(母子家庭)は学費支援制度を上手く活用しよう!学費を確保するコツも解説

5.元配偶者とはどのように関われば良いか

2016年度の厚生労働省の調査によると、シングルマザー(母子家庭)の方の約80%が離婚によってひとり親になっています。 離婚してひとり親となった場合、元夫との関わり方に悩んでしまう方も多いでしょう。ここからは元夫との関わり方について一例をご紹介します。

5-1.なるべく早く同居を解消するべき

シングルマザー(母子家庭)として生きていくことを決断したのであれば、なるべく早く同居を解消するべきです。 その理由は2つあります。

1つ目は元夫と同居を続けていると、本来受給できるはずの手当や支援制度を受けられない可能性があるからです。例えば、先述した児童扶養手当は元夫と同居している場合は受給することができません。

2つ目は、再婚できる可能性が低くなるからです。元夫と離婚したら、その後の恋愛についてはあなたの自由になります。一方で、ずっと同居しているようでは良い人がいても再婚できる可能性は低くなってしまいます。

もちろん子どものためにも同居していた方が良いという判断もありますので、ご自身の状況やライフプランをよく考えて参考にしてみてください。

5-2.養育費で泣き寝入りしない

金銭面で悩みを抱えているシングルマザー(母子家庭)はたくさんいるのですが、中でも養育費の未払いは大きな問題です。

そもそも元配偶者には、養育費の支払い義務があることが法律で決められています。一方で、2016年時点でシングルマザー(母子家庭)の養育費受給率は24.3%となっていて、4人に3人が養育費を受け取っていません。

養育費で泣き寝入りしないためには、離婚の際に養育費についてきちんと書面で取り決めをする必要があります。

仮に取り決めをしていないとしても、弁護士に相談するなどすれば養育費を支払ってもらうことが可能です。諦めずに養育費を受給できるようにしましょう。

関連記事:養育費の平均相場はどれくらい?できるだけ多くもらう方法について解説

5-3.SNSは見ない方がいい

TwitterやInstagramなど、現在は自分自身の情報を発信するSNSがたくさんある時代です。もちろん友達や家族で繋がって投稿を見るのは楽しいと思いますが、元夫のSNSはチェックしないことをおすすめします。

心に余裕があれば良いのですが、基本的に元夫のSNSをチェックして良いことは起こらないからです。

ついつい覗いてしまうという気持ちはわかりますが、精神的な安定のためにも見ないようにしましょう。

5-4.復縁するという道もある

この記事を読んでいるあなたには、将来についてさまざまな道を選択する自由があります。シングルマザー(母子家庭)として子どもと生きていく道もあれば、新しい恋愛をする道もあり、その中には元夫と復縁するという道もあります。

夫婦の形はさまざまですが、離婚した原因が解消されていて、子どもも同じ意見なのであれば復縁もありです。 結果的に復縁した方が、経済的に安定したり子どもにとっても良い影響を与えたりするかもしれません。

よく考えて自分や子どもにとって最も良いと思う選択をしましょう。

関連記事:シングルマザー(母子家庭)の再婚事情|必要な手続きと注意点を解説

6.仕事・子育てと恋愛を両立するには

日々仕事や子育てで多忙な中、同時に新しい出会いを見つけたり彼氏と恋愛をするのはかなり難しいことだと思います。

仕事や子育てという忙しい生活と恋愛を両立するためには、以下の3つのポイントがあります。
1. 2人だけの時間を作る
2. 子どもを第一に考える
3. タイミングを見て子連れデートをしてみる

まず、周りの親やベビーシッターなどのサービスを上手に利用して、2人だけの時間を作るようにしましょう。
そして必ず子どものことを第一に考える必要があります。良い人が見つかったとしても、何より子どものために行動しなければなりません。子どものことを第一に考えているあなたのことを、彼がどう考えているかよく見ておくことをおすすめします。
子どもに彼のことを少しずつ話しておいて、タイミングを見て子連れデートをしてみましょう。子どもや彼の反応を見ることができるためです。

シングルマザー(母子家庭)の恋愛は難しさもありますが、賢く両立させましょう。

関連記事:シングルマザーにおける、彼氏の作り方から同棲する時の注意点までを徹底解説
関連記事:シングルマザー(母子家庭)は恋愛対象になるの?男性との出会い方や注意点についても徹底解説!

7.シングルマザーが持つべき考え方

7-1.つらい時はできる限り人に頼る

シングルマザー(母子家庭)の方は、日々多忙な上に将来的な不安を感じたり一人きりの時間が無かったり、なにかと疲れてしまうことも多いでしょう。

そんな時は1人で頑張りすぎずに、周りの人に頼ってください。
あなたの親だったり信頼できる友人だったり、周りにいる大人たちはあなたが助けを求めればきっと快く手伝ってくれます。

子どもにとっての親はあなただけかもしれませんが、頼れる大人はあなただけではないはずです。感謝しながら人に頼ることをおすすめします。

もちろん、今ご覧になっているひとり親waccaで相談していただいても構いません。誰かに相談するだけで、和らぐ悩みもきっとあると思います。

7-2.不安の内90%は実際には起こらない

もしかしたらこの記事を読んでいるあなたは、シングルマザーとして生きていてたくさんの不安を抱えているかもしれません。

でもその不安のうち90%は、実際には起こらないということを覚えておいてください。

国際認知療法協会の会長であり、ウィルコーネル医科大学の心理学者であるロバート・L・リーヒ教授の研究で、不安の85%は実際には起こらず、不安が現実になってもその不安のうち79%は自力で対処できたという結果が出ています。
つまり、抱えている不安のうち実際に起きてしまい対処もできないものは、たったの3%しかないということです。

ネガティブに考えることは、問題に対し正面から受け止めていることでもあるためとても重要です。しかし、時には気楽に考えてみてください。

7-3.他人からの儲け話には気を付ける

金銭面で悩みがある方は、特に他人からの儲け話にご注意ください。自分は絶対に騙されないという気持ちは、誰もが持っています。

先ほど賢くお金を貯める方法として、余裕資金を投資することをおすすめしました。しかし、友人からの投資話だったりあまり親しくない人からの儲け話には十分ご注意ください。
なぜなら、儲かる話は気軽に人に話したくないのが一般的だからです。ましてや特に親しくない人がおすすめしてくることはありえません。

子どものためにもあなたのためにも、投資などの儲け話にはご注意ください。

8.まとめ|さまざまな制度を使って賢く生きよう

これまで、シングルマザー(母子家庭)が賢く生きる方法についてご紹介してきました。

金銭面などからさまざまな不安を抱えてしまうかもしれませんが、国が用意している支援制度や民間の保育サービスなどを上手に利用することをおすすめします。

ご自身の体のためにも無理をせず、子どもと幸せに過ごせることを願っています。

9.私たちのサービス、waccaのご紹介

私たちは、ひとり親の方々が自分らしく笑顔で生きられる社会を作るため、「お金のヘルプ」と「心のヘルプ」を通じて、お金とこころの支援を行っております。

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