シングルマザー・シングルファザーへのアンケートの実施結果のまとめ

ひとり親 wacca

waccaユーザーアンケートの実施結果のまとめ

waccaを開始して5ヶ月ほどが経過し、参加者も240名を超え、日々その利用者が増えてきています。結果、どのような方が参加しているのかお互い見えにくい状況にあります。
そこで、どのような人がどのような思いで参加されているのか、それをより透明化し参加者イメージをより具体的にすることを目的としてアンケートを行いました。その結果を共有させて頂きます。

アンケート結果を眺めていて、waccaの「ひとりに、させない」という考え方に共感してくださっているかたが多く いらっしゃること、そしてお互い助け合おうというお考えを多くのかたがお持ちのことがわかりました。
具体的には、メンバーの方々からは、様々なお悩みや不安を持ちながら生活をしている中、waccaに安心感を感じて頂き、そこにいる仲間と繋がり・助け合いながら生活していこうというという声を、サポーターの方々からは、メンバーの皆様の力になりたいという声を頂戴しています。

こういった声をとても嬉しく思う一方で、上記の思いをwaccaという仕組みが汲み上げ切れていないことも感じています。改めて基本思想を大切にしつつ、頂いたご意見も踏まえながら、サービスの改善等丁寧に進めていこうと考えています。
それでは、以降にアンケート結果を詳しく記載いたします。

1.アンケート概要

1-1.調査概要


アンケートは以下の通り実施いたしました。多くの方からご回答いただいております。

  • 調査方法:インターネットでのアンケート調査
  • 期間:9/11-9/30
  • アンケート募集対象:メンバー159人、サポーター94人
  • 回答者数:メンバー40人(25.2%)、サポーター17人(18.1%)

1-2.アンケート項目(メンバー向け)

まずは、ひとり親として参加くださっているメンバーの方々へのアンケート結果です。項目としては、ご自身に関すること、waccaについて思うこと2つを伺っています。

  • ・性別・年齢
  • ・お住まい
  • ・お子様の人数
  • ・趣味・好きなこと
  • ・最近のお悩み
  • ・保険加入の有無、加入している場合の保険の種類

  • ・waccaをどこで知ったか。
  • ・waccaに登録してみようと思った理由
  • ・他メンバーの助けになれそうなこと
  • ・他メンバーに向けたメッセージ
  • ・waccaを使っていて困ったこと
  • ・waccaに追加して欲しい機能・サービス

1-3.アンケート項目(サポーター向け)

次に、ひとり親の支援者として参加くださっているサポーターの方々へのアンケート結果です。こちらも同様にご自身に関すること、waccaについて思うこと2つを伺っています。

  • ・性別・年齢
  • ・お住まい
  • ・お子様の人数
  • ・趣味・好きなこと

  • ・waccaをどこで知ったか。
  • ・waccaに登録してみようと思った理由
  • ・参加してみた感想
  • ・他メンバーの助けになれそうなこと
  • ・waccaを使っていて困ったこと
  • ・waccaに追加して欲しい機能・サービス
  • ・他メンバーに向けたメッセージ

2.結果のまとめ

2-1.メンバーアンケート

[waccaの存在意義]
メンバーの方々には、waccaが提供したいと思っている「安心感」を感じて頂いていることがわかりました。安心感という言葉以外にも、仲間がいると感じられる、良い取り組みであるといった嬉しいお言葉をたくさん頂戴しています。

[メンバー同士の助け合い]
そういったお悩みを抱える、仲間のメンバーを助ける姿勢や考え方についてお伺いしました。
他のメンバーへの共感の気持ち、助けになりたいという気持ちも多くの方がお持ちでした。「一緒に頑張りましょう」「一緒に歩んでいきましょう」「ひとりでないことを伝えたい」といった具体的コメントがありました。
また、その助け方について、「同じひとり親としてお話や相談に乗ることができる」、「子育ての経験をお話しできる」、「資格や仕事を相談に生かせる」といった言葉が具体的にはございました。

[waccaへのご要望]
そんな一方で、waccaの仕組みそのものへのご意見も様々頂きました。こちらは一つずつ弊社で対応を考え、システム等への実装を進めて参ります。ありがとうございます。
・使い方が分かりにくい
・心のヘルプが見にくい
・お互いコミュニケーションがとりにくい など

[アンケート結果を踏まえた検討]
多くのお悩みをお持ちであること、そして支え合いの気持ちをお持ちであることがよくわかりました。
一方でまだwaccaでそれらを汲み上げられてるかというとまだまだと理解しています。気軽にお悩みを共有し、皆の力を合わせてそれを解決し合うことで、安心して生活していける基盤を作れるよう取り組みを進めて参ります。

2-2.サポーターアンケート

[waccaの参加理由]
まずは、waccaに参加くださっている理由を伺いました。
社会に貢献したいという思い、waccaへの共感という大きく2つがその理由でした。特に後者については、waccaの考え方への共感と、ご自身がひとり親家庭で育ったことからくる共感の2点がありました。

[参加してみた感想]
実際にwaccaに触れてみて、心のヘルプ等で参加してみた感想を伺っています。
大きくは、ひとり親家庭の実態を見ることで理解が深まった、waccaのユーザーの広がり感じられる一方で、心のヘルプ等をみて自分に何ができるのかを模索中という声を頂戴しています。ただ、支援の気持ちはあるもののどう関わっていいのか見えないというかたが多くいらっしゃると理解してまして、そこは我々がその気持ちを汲み上げて対応を考えていかねばならないポイントかと考えてます。

[メンバーの方々に向けたメッセージ]
さらには、メンバーの方々へ向けたメッセージを伺いました。基本「応援しています」「サポートを続けていきます」「助け合っていきましょう」といった温かい言葉を頂戴しました。

[アンケート結果を踏まえた検討]
こちらも同様に、waccaがまだサポーターの方々の思いを汲み切ることができていないと感じています。
例えば、その気持ちをもっと簡単にメンバーの方々に伝えるやり方、心やお金だけではない物資の支援など取り組みを検討し、waccaに反映させることを通じて、サポーターがより簡単にwacca支援に関われる仕組みづくりを検討いたします。

3.アンケート結果詳細

ここからは頂いた回答を共有させていただきます。

3-1.メンバー向けアンケート結果

[ご自身に関すること]

3-1-1.性別
女性がほとんど。wacca参加全ユーザーを見たら大体全国の母子世帯と父子家庭の割合に近くなるのではないかと思います。(全国平均でひとり親世帯における母子家庭世帯は86.8%、父子家庭世帯は13.2%)

<メンバーの男女構成比(単位%)>

3-1-2.ご自身の年齢
30歳〜40歳代が中心。回答いただきましたのが全体の30%弱という人数でしたので全体を見るともう少し広がりが出てくるかもしれません。

<メンバーの年齢比(単位%)>

3-1-3.お子様の数
お子様の数は1人・2人が大部分で平均すると、1家庭あたり1.7人。児童のいる世帯における平均児童数(全国平均、平成28年)が1.69人ですからほぼそれと同じです。

<メンバーの平均児童数(単位%)>

3-1-4.お住まい
全国の方々がwaccaに参加。特に偏りはありません。

<メンバーの居住地域 (単位%)>

3-1-5.趣味・好きなこと
1人で複数の回答を頂いている場合あり、全部で66の回答をいただきました。その内訳です。様々な趣味をお持ちのことがわかります。

<趣味の内訳 (単位%)、複数回答可、全66回答>

また、その他にも様々な趣味がありました。以下に共有いたします。

  • ・お出かけ・散歩
  • ・体を動かすこと
  • ・読書・漫画
  • ・保存食作り
  • ・音楽演奏・歌を歌う
  • ・スポーツ観戦
  • ・トレーニング・ヨガ
  • ・安室ちゃん
  • ・絵を描く
  • ・傾聴
  • ・子供と遊ぶ
  • ・寝ること
  • ・静かな場所にいること
  • ・投資
  • ・美容

3-1-6.最近のお悩み
お悩みの多くは、「子供・教育」「お金」「健康(心身)」「仕事」「家族」に関することでした。一方、特にないと答え方方も、41人中7人ほどいらっしゃいました。

<お悩みの内訳(単位:人)、複数回答可、全43回答>

生の声を読んだ方がよりリアルに感じられると思います。以下にその具体的なお悩みの内容を記載いたします。

  • ・長女の受験
  • ・長男の高校進学
  • ・子どもが どうしたら勉強をやる気になるのか
  • ・反抗期の乗り越え方
  • ・小学校入学を控えて、登下校のことや学校生活のことで漠然とした不安を抱えています。ひとり親の、いわゆる『小一の壁』の乗り越え方が知りたいです。
  • ・子育て支援や保育園について
  • ・摂食障害 発達障害児が受けられる補助や福祉サービス
  • ・母子家庭なのに不登校で仕事行けない
  • ・タブレット等の子供の向き合い方
  • ・いつかこの子を一人ぼっちにしてしまうのではないか?と不安になります

  • ・老後のお金の心配
  • ・将来的な子どもの養育費
  • ・コロナで仕事が休業中。休業補償は今のところあるが、いつまで続くか不安。
  • ・母子手当が減額されて、病院代も3割になったのですが、私の病院代が1回行くと結構な金額になる。今仕事をしているが、支払い等で間に合っていないからバイトをしようかと思うけど、バイトすると子供といる時間がなくなってしまうし…
  • ・生活費が足りない、子供にお金がかかる、養育費をもらえない
  • ・身内も、親戚も1人も居ないので保証人の問題に困ります。皆さんどうしてますか?
  • ・コロナで収入が減った事

  • ・自分の持病
  • ・自分が鬱病
  • ・長年ハラスメントに遭い心が疲弊しています。仕事が好きなのに、今は人が怖くて働けません。社会貢献できていない自分が惨めに感じます。そんな風になったことはありませんか?どうやって立ち直りましたか?
  • ・病気になり、子どもに伝えるべきか悩んでいます。
  • ・Twitterの誹謗中傷記事が酷く、多々被害が出ているのに、警察も動いてくれず、精神的に寝れない状態が続いています。
  • ・心に病を抱えているので、同じひとり親がいたら経験談など聞きたい
  • ・アンガーマネジメント

  • ・在宅ワークをしたいが、なかなか適した仕事がない。メンバーさんやサポーターの方々の中で紹介していただきたいです。
  • ・病気休職期間が終わったらどうやって暮らして行くか。
  • ・転職について
  • ・現在就職活動中で今後が不安
  • ・小学1年生の時期の働き方

  • ・子供達の為にも 新しいママが欲しい
  • ・母親の介護
  • ・住まい

  • ・悩みは色々ありますが、それを現時点では聞きたいと思いません。
  • ・新型コロナの影響で 気軽に外出できないこと
  • ・お金がなくて電化製品とか壊れたとき、どうされてますか?


3-1-7.保険加入の有無、加入している場合の保険の種類
保険ですが、1人あたり平均して1.9種類の保険に加入されていました。一番多かったのが自動車保険で42人中26人が加入していました。一方、加入されていない方も10人いらっしゃいました。

<加入保険の内訳 (単位:件)、複数回答可、全78回答>

[waccaに関すること]

3-1-8.waccaに登録してみようと思った理由
ほとんどの方の登録の理由は「お金のヘルプ・心のヘルプが無料」でした。友人・知人の方に紹介によるものも数人おります。やはり友達・知人の紹介というのが参加する側にとっても安心材料かと思いますので、皆様にご紹介いただけるようサービス品質の向上に努めます。

<参加した理由(単位:人)、複数回答可、全58回答>

3-1-9.他メンバーの助けになれそうなこと
自分以外の他メンバーに対してどのような手助けができるかを聞きました。
様々な観点から、手助けをすることは可能というコメントを頂戴しており、助け合いの考え方を皆様お持ちであることを感じました。

<他メンバーの助けになれそうなこと (単位:人)、複数回答可、全41回答>

3-1-10.他メンバーに向けたメッセージ
最後、他メンバーの方に向けたメッセージを頂戴しました。こちらはまとめず生の声をそのまま掲載させていただきます。

  • ・ひとり親でもひとりじゃない。子育ては社会全体で取り組むもの。そういった支援があるって素晴らしいですね。助け合いながら一緒にがんばりましょう。
  • ・なかなか定職に就けずにいる方々と安心して働いて収入を得られる場所を創りたいです。起業できたら幸いです。
  • ・よろしくお願いします。
  • ・色々大変な事や辛い事がありますが、子供の笑顔を絶やさない為に一緒に歩んで行きましょう。
  • ・大変な時期ですが、一緒に頑張りましょう!
  • ・皆さん 色々お悩みありますよね
  • ・同じ境遇で同年代のお友達が出来たらいいなと思います
  • ・繋がりがもてたら嬉しいです。
  • ・3歳で離婚したのですが、親も近くにおらず、ひとりきりで育てていて、小学校に上がるまで本当に大変だったので、周りを頼ってほしいと思います。
  • ・ひとりで思い詰めたり、悩み尽くさないで ギリギリになる前に「助けて」「教えて」を言っていいのです!
  • ・自身の考え方や捉え方ひとつで気持ちが楽になることって意外と多いと思います。ではどうすればそうなれるのか、と悩んでいる方、相談に乗ります。
  • ・ひとり親ということを悲観せず、忙しい日々で忘れがちな、子どもと暮らせてることが幸せということを共有できればいいなと思います。
  • ・ひとりではないと言う事を伝えたい
  • ・日本中に仲間がいることを頼もしく思いましょう。
  • ・同じような悩みや、もう少し大きいお子さんを育てていらっしゃる方のお話など聞けたらと思っています。よろしくお願いします。
  • ・同じ悩みを持つ方、一緒に頑張りましょう^_^
  • ・お互いシングルとしてこれからの未来、明るい希望が持てるように励ましあえたらいいなぁと思います。
  • ・よろしくお願いします
  • ・1人で育てていくのは、本当に大変なことですが、同じ悩みや喜びを持つ仲間が居ることを忘れないですください
  • ・よろしくお願いいたします。
  • ・何か協力できることがあれば、ぜひよろしくお願いします。
  • ・もし、親の介護と子育ての時期が同じだったら?もし、自分の最後の時を考えて不安を感じていたら?どこに相談すれば良いか解らずに困っていたら寄り添えます。
  • ・同じひとり親として毎日頑張っているみなさんと一緒に楽しく過ごせるコツなどいろいろ共有していけたら嬉しいです。
  • ・これからもよろしくお願いします。
  • ・未婚で、男の子のママになりました。
  • ・生きて幸せになって欲しい。
  • ・よろしくお願いいたします
  • ・初めまして。子育て中の色々な悩みを助け合えたらと思います。
  • ・助けて欲しいです
  • ・みんな大変だけど頑張っている。一緒に悩みや不安を解決したい"
  • ・よろしくお願いします
  • ・一緒に頑張りましょう
  • ・まだ離婚したばかりで 職探しや引越しなどでバタバタとしている為 なかなか参加出来ていませんが 宜しくお願いします。
  • ・社会との繋がりを大切にしてください。相談する人、場所を大切にしてください。
  • ・お互い助けあえたらいいと思います。


3-2.サポーター向けアンケート結果

こちら回答者数がそれほど多くはないので全体の傾向を語れるものではありませんが、参考までに共有をさせて頂きます。

[ご自身に関すること]

3-2-1.性別
<サポーターの男女構成比(単位人)>

3-2-2.ご自身の年齢
<サポーター年齢(単位人)>

[waccaに関すること]

3-2-3.waccaに登録してみようと思った理由
考え方への共感や社会貢献といった理由に加え、自らの経験(自分自身がひとり親家庭、仕事がひとり親支援など)を理由としています。

<登録した理由 (単位人)>

3-2-4.waccaメンバーの助けになれそうなこと
金銭の寄付に加え、それぞれの方ができることを記載くださいました。一方、何ができるかを模索しているという声もいくつか頂戴しています。

<助けになれそうなこと(単位人)、複数回答可、全回答18件>

3-2-5.他メンバーに向けたメッセージ
最後、他メンバーの方に向けたメッセージを頂戴しました。こちらもメンバーアンケートと同様、まとめず生の声をそのまま掲載させていただきます。

  • ・皆様、困ったときはお互い様なので、助け合ってまいりましょう!
  • ・応援しています!
  • ・「力になりたい」と手をさしのべるのも愛情ですし、「助けて」と手をさしのべるのもまた、愛情あってこその勇気だと思います。両方とも必要で、両方とも尊いです。
  • ・よろしくお願いします
  • ・これからもサポート続けていきます!
  • ・どなたかの助けになれることがあったら私も嬉しいです。
  • ・あまりお役に立てておりませんが、陰ながら応援してます!
  • ・子どもを育てることは本当にすごいことだと思います。ひとり親家庭のみなさまが、1人で抱えすぎずに社会全体に頼れるようにしていきたいと思っています。
  • ・お互い頑張りましょう
  • ・微力ながら応援しています。
  • ・「ひとりじゃない」というこのサイトのコンセプト。どのような立場の方であっても嬉しい考え方だと思います。大変な時は周りに頼りましょう。いつか返すつもりでいれば十分だと思います。
  • ・応援しています。
  • ・生活しているといろいろと大変な方がありますね、本当に。楽しみや息抜き、希望を持って、休みながら、愚痴りながらでも、乗り越えましょう。お互いに。応援し合える仲間がいます。
  • ・引き続きよろしくお願いします!
  • ・何事も気長にいきましょう!大抵のことは何とかなるもんです。
  • ・まだ出来ることは少ないですが、少しずつ積み上げていきたいと考えております。


4.まとめ

このアンケートを通じ、目的であるどのような人がどのような思いで参加されているのか、それをより透明化し参加者イメージをより具体的にすることはある程度できたかと思います。ただ、全ての方に回答いただいたわけではないので、今後とも様々な方々の声を伺いながら助け合いの仕組みづくりに努めてまいります。

5.私たちのサービス、waccaのご紹介

私たちは、ひとり親の方々が自分らしく笑顔で生きられる社会を作るため、「お金のヘルプ」と「心のヘルプ」を通じて、お金とこころの支援を行っております。

無料で、万が一の時のお金の支援(がんや入院)を受けることができ、また、同じひとり親同士が悩みを解決し合うコミュニティに参加できます。

まずはこちらから、サービスの内容をご覧ください。

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